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VJ007848[130719][Lass]11eyes -罪と罰と贖いの少女-

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Tag: メガネ , 幼なじみ , 先輩/後輩 , 制服 , 学校/学園 , ファンタジー , 純愛 , 処女 , 無表情
■ストーリー
隻眼の少年「皐月 駆」が、たった1人の肉親である姉を喪ったのは5年前のことだった。

幼馴染「水奈瀬 ゆか」の健気な対応のお陰か、今では何とか心の平静を取り戻してはいたが、
駆の心にはどこか虚無感が漂い、未来に希望を抱けないまま怠惰な日々を送っていた。
新興都市「綾女ヶ丘市」にある「虹陵館学園」、通称「虹校」に通う2人。
まるで当然のように駆に寄り添い、健気に尽くすゆかだったが、
無気力な駆との関係はなかなか進展しなかった。
それでも、ほんの少しずつ前に進もうとしていた2人であったが、
それを嘲笑するかのように、彼らの運命は劇的な変化を起そうとしていた。

何の前触れもなく、2人は不気味に変貌を遂げた世界に投げ出される―――

突如姿を赤く変える世界。

街から人の気配が消え去り、まるで無人の廃墟を思わせる静寂に包まれる。
空は鮮血を満たした泉のような赤い色に染まり、墨を落としたような漆黒の月がかかっていた。

自分たち以外には誰もいないような荒涼とした世界に変貌を遂げる綾女ヶ丘。
黒く巨大な月の下、赤い夜の世界に駆とゆかは取り残されてしまったのだ。

街には人の代わりに、異形の存在が不気味に蠢き、
成すすべのない駆とゆかは、ただ逃げる他になかった。
やがて、ある程度の時間が過ぎれば「赤い夜」の世界から現実に戻れることを知るが、
「赤い夜」は時と場所を選ばず唐突に訪れる。その繰り返しに疲れ果て、命の危険に晒される2人……。

そんな中で駆とゆかは、自分たちの他にも「赤い夜」の世界に投げ出されている人間、仲間がいることに気付く。
「赤い夜」の世界で出会った仲間たちは、駆とゆかの常識を超えた異能者だったのである。

赤い夜に出入りしている人間の数は、駆たちを含めて6人。
彼らは赤い夜で生き残るため、協力し合うこととなる。
だが、そんな彼らの前に明確な殺意を持って立ち塞がる6つの影。
他の異形とは比べ物にならない力を秘めた6人の「黒騎士」たちを相手に、
駆たちは命懸けの戦いを強いられていくのだった。
それぞれにとって戦う意味は違っていたが、学園生活をいっしょに送り、
ともに戦っていくうちに、かけがえのない仲間を守るための戦いへと変化していく。

壮絶な戦いの果てにたどり着く「赤い夜」の真実を前に、駆たちはいかなる選択をするのか……

■登場キャラクター
●皐月 駆 (CV:中本伸輔)
本作の主人公。
虹彩異色症(ヘテロクロミア)によって、生まれつきの右目の視力がない。
姉の『皐月菊理』とともに児童養護施設で育った。
幼馴染の『水奈瀬ゆか』とは施設時代から、いっしょに過ごしてきている仲だ。
数年前、姉の菊理が謎の自殺を遂げて以降、そのショックによって無気力な性格に変わってしまった。
ゆかが健気な対応を続けたお陰か、今では人並みの生活を取り戻すことができてはいるものの、
将来に希望を抱けずに怠惰な日々を送っている。

●水奈瀬 ゆか (CV:安玖深音)
駆の幼馴染。
両親を幼い頃に亡くし駆と同じ施設で育つが、やがて水奈瀬家に引き取られる。
駆のそばにいることに喜びを感じ、望む事は何でも尽くしてあげたいと思っているのだが、
こと駆本人はその気持ちを受け止めきれずにいる。それでもゆかは駆に一途な想いを寄せ続けるのだった。
突如過酷な運命に巻き込まれてしまったゆかは、愛する駆とどのように運命を切り開いていくのだろうか?
彼女が手にするのは、永遠の愛か、それとも……。

●草壁 美鈴 (CV:はるか)
陰陽道の大家『草壁流』の血筋を受け継ぐ生粋の陰陽師。
幼少時より陰陽師になるべく過酷な修練を積み、数々の術とともに、
草壁家に伝わる退魔の妖刀五振り、通称『草壁五宝』を駆使して敵を討つ。
突如巻き込まれた数奇な運命は、美鈴にとっては自らの実力を試す望みの世界となったのだろうか。
大きく開いた小さな腕で、掴み取れるのは完璧な勝利か、それとも……?

●橘 菊理 (CV:???)
駆たちのひとつ上の先輩。綾女ヶ丘市在住の小説家、橘大輔の養女。
言葉をしゃべることが出来きないため、普段はスケッチブックの筆談でコミュニケーションをとる。
言葉を失った理由についても、13歳以前の記憶がないため、不明のままになっている。
若かりしころの姉と瓜二つの菊理に、駆は動揺を隠せない。
すべては彼女の失われた記憶の向こう側に隠されているようだが……。

●広原 雪子 (CV:みる)
駆のバイト先である喫茶店『ツィベリアダ』の新人バイト。
虹陵館学園では駆やゆかの後輩にあたる明るく屈託のない性格の女の子で、
自身が部長を務める『考現学部』を中心に活動している。
その姓からもわかるように、広原一族の1人。
広原一族のある人物に心酔していて、そのような人間になりたいと努力しているようだ。
明るい性格に見える雪子だが、ドラスベニア連邦という紛争地帯で
生まれたという生い立ちにより、壮絶な過去を背負っている。
突如目の前に起こった不可思議な現実は、彼女の目にはどのように映っているのだろうか?
人間としての地獄を見た彼女の心は、
仲間達との出会いで真の意味での「救い」を得ることができるのだろうか?

●田島 賢久 (CV:アンダルシア)
綾女ヶ丘の街を闊歩する素行不良の少年。
街では他の人間とつるむことがないためか孤立し、不良グループと敵対することも。
一見、粗暴かつ軽薄な印象を与えるが、ひょうきんな一面も持つ。
念じることで炎を発生させるパイロキネシスの能力を駆使する。
直情的な性格のように思われる賢久だが、
その内面には、他者にはうかがい知れないナイーブさも持っているようだ。

●百野 栞 (CV:井村屋ほのか)
駆やゆかのクラスに転校してきた、イタリアからの帰国子女。
小さな身体で、人形のような端正な容姿をしている。普段は感情表現に乏しく、無表情。
人と交流することを極端に嫌っているようで、
交流を持とうとするクラスメイトに対して、無愛想に距離を置こうとする。
だが、駆には何らかの親近感を見出しているのか、栞自らが駆に声をかけたりすることもある。
学園の人間に無関心を決め込んでいる彼女であったが、
駆や仲間達との交流で、閉ざされた心を少しずつでも開いていけるのだろうか?
彼女は赤い夜に出入りしている人間ではないようだが、謎めいた部分も……?

●奈月 香央里 (CV:温森はるみ)
皐月駆と同じクラスの女子。
クラスのムードメーカー(というか問題児?)である照屋匡とは幼馴染。
匡を「空気の読めないバカ」と言って、頭を悩ませているが、
ほとんどの場合、匡と香央里は行動をともにしている。
香央里自身はゆかと大親友だと思っているが、
ゆかは付き合いの悪い駆と行動してばかりいるので、いっしょに遊んだりする機会が少ない。
常日頃から、ゆかのことを気にかけていて、駆とゆかの関係にヤキモキしている様子。
それは親友としてよりも、お節介焼きな性格がうずくからなのかもしれない。

●赤嶺 彩子 (CV:AYAKO)
虹陵館学園の保健医。 ガサツでシモネタが大好き。享楽主義者。
保険医なのにヘビースモーカーということで職務意識が薄いが、人情には厚い。
同じタバコ呑み友達として賢久とよくサボっていたりする。
童貞ハンターとして学園内で密かに噂になっており、
何人もその毒牙にかかって大人の階段を昇っているらしい。

●照屋 匡 (CV:舞蹴応援)
皐月駆や水奈瀬ゆかのクラスメイトで、彼らの親友。
奈月香央里とは幼馴染であり、腐れ縁な関係といってもいい存在。
常に明るくテンションが高く、ムードーメーカー的な存在。

●リゼット・ヴェルトール (CV:RINA)
赤い夜の中心で駆たちが出会う、大水晶に閉じ込められた謎の少女。
自身、名前以外のすべて記憶を失っている様子で、
何もわからないまま囚われている彼女は、必死に助けを求めてくる。
逆に、テレパシーにも似た能力で、赤い夜の中を必死に
生き延びようとする主人公たちに、迫りくる危機を知らせることも。
赤い夜に出現し、駆たちの命を狙う黒騎士たちは、
まるでリゼットの囚われた水晶を守護するかのように行動しているが、果たして―――?

●ヴェラード (CV:上別府仁資)
中世ヨーロッパ時代、東欧に存在した「ドラスベニア王国」の王。
苛烈な内政のため、国内の諸侯の裏切りにあって戦場で孤立し、
圧倒的な敵の大軍の攻勢によって戦死する。その首は塩漬けにされ、敵国に運ばれた。
伝説では片方の目が金色だったため、「金眼の魔王」とも呼ばれる。
常勝を誇り、またオッドアイのためにアレキサンダー大王と比較されたこともあった。
赤い夜の始まりと時同じくして、たびたび皐月駆の夢の中に現れては、謎めいた内容を語りかけてくる。
この男と駆との間に、いったいどのような関係があるのだろうか?
総計 2.56GB
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